個人ブログをCloudflare Pagesで公開しようとして、広告を貼る段階で急に規約が気になります。

「収益化したら違反になるのか」「無料枠のままで始めて大丈夫か」と、確認しないと進めない気がしてきます。

Cloudflare Pagesは、広告やアフィリエイトを載せた個人ブログにも使えます。無料プランでも、収益化することだけを理由に禁止されるわけではありません。

ただし、Cloudflareの利用規約とサービス上限を守ることが前提です。広告サービスのポリシーと、記事内容に関わる法令も別に確認します。

現行規約と公式資料の確認日は2026年10月13日です。

目次

商用利用が問題にならない根拠

Cloudflare Pagesの商用利用をCloudflare側、広告・ASP側、記事・法令の3層に分けて確認する図解

CloudflareのSelf-Serve Subscription Agreementは、個人だけでなく会社や組織による利用も対象にしています。無料サービスを定める第2.6条にも、非商用に限定する条件はありません。

この条件から、広告やアフィリエイトを載せるだけでPagesが利用不可になるものではないと判断できます。特定の広告サービスをCloudflareが個別に承認している、という意味ではありません。

同じ規約の第1条では、サービス別の規約とプラン上限も利用条件に含めています。Pagesが対象に含まれるDeveloper Platformのサービス別規約とPagesの上限も、この利用条件の一部です。

無料サービス上のサイトでクレジットカード情報を処理・収集する行為は、第2.2.1条(h)で禁止されています。広告付きブログの公開と、自サイトでカード情報を受け取る決済機能は別の話です。

実際に、Google AdSenseとA8.netのアフィリエイトで収益化しているサイトをCloudflare Pagesで運用しています。

商用利用を理由にした警告やアカウント制限は、これまで一度も受けていません。

規約上、禁止される使い方

収益化自体が禁止されていなくても、利用規約の第2.7条が禁じる権利侵害や技術的な悪用はできません。

個人ブログで引っかかりやすいのは、こういう行為です。

  • 他社の画像・文章・ロゴの無断転載
  • ブランド名を用いた公式サイトを模したページの公開
  • 虚偽のキャンペーンや特典告知ページ
  • フィッシングと誤認されるログインフォームの設置
  • マルウェアや不正スクリプトの配布
  • スパム的な大量量産ページの公開

広告付きブログやアフィリエイト記事では、広告サービスやASP各社のポリシーに加えて、次の法律も関係します。

  • 薬機法
  • 景品表示法
  • 著作権法
  • 商標法

特に医療、美容、金融、不動産、求人のようなジャンルは、ホスティング先よりも記事の表現内容のほうが問われます。

Cloudflare側が大丈夫でも、ここは別の話。

動画や大容量ファイルには配信方法ごとの制限がある

広告の有無とは別に、動画や大容量ファイルは配信方法とサービス上限を確認します。

以前はSelf-Serve Subscription AgreementのSection 2.8が、CDNでHTML以外のコンテンツを主に配信する使い方を制限していました。この条項は2023年5月の規約改定で廃止され、内容はApplication Services向けのService-Specific Termsへ移されています。

現行の「Content Delivery Network (Free, Pro, or Business)」セクションが対象にしているのは、対応する有料サービスを契約しないまま次のものをCDNで配信する使い方です。

  • 動画
  • 不均衡な割合を占める画像
  • 音声ファイル
  • その他の大容量ファイル

これに該当すると判断された場合、CloudflareはCDNの利用や、CDN経由でのリソースへのアクセスを制限できると定められています。

一方、改定を告知したCloudflareのブログでは、Stream・Images・R2のようなCloudflareのサービスでホストしているコンテンツなら、CDNで配信して構わないと説明されました。制限が向いている先は、Cloudflareの外に置いた動画や大容量ファイルをCDN経由で流すケースです。

記事に貼る画像やスクリーンショットをPagesのビルド成果物として一緒にアップロードしているなら、ファイルはPages側にあるので、外部ファイルをCDNで中継する形になりません。

動画そのものを置きたい場合は、Pagesの上限である1ファイル25 MiB・20,000ファイルのほうに先にぶつかります。YouTubeなどへ埋め込むか、StreamやR2のように動画を前提としたサービスへ預けるほうが現実的です。

無料枠がいつまで続くかは保証されない

無料枠のまま広告を貼り始めること自体は問題ありません。

ただ、無料で使い続けられるかどうかは保証されていません。

Cloudflare Pagesに限らず、無料プランの条件や上限はサービス側が変えられます。

収益化を始めたあとに条件が変わると少し困るので、静的サイトのまま別のホスティングへ移せる構成にしておくと、いざというときに慌てずに済みます。

よくある質問

個人ブログにGoogle AdSenseやアフィリエイトリンクを貼っても問題ありませんか?

広告掲載やアフィリエイトによる収益化だけを理由に禁止されるわけではありません。Cloudflareの利用規約とサービス上限を守ることが前提です。

ただし、広告サービスやASPのポリシーと、著作権法や景品表示法などの法律は、ホスティング先に関係なく守ることになります。

特にジャンルによっては、記事の表現内容のほうが審査や法的リスクの対象になります。

広告を貼るなら最初から有料プランにすべきですか?

静的な個人ブログなら、無料枠から始めて構いません。

記事配信が中心で、月500回のビルドと20,000ファイルの範囲に収まるなら、有料プランは急ぎません。

広告を貼ったからといって、すぐプランを上げる必要はありません。

まとめ:Cloudflare Pagesは商用利用可能で個人ブログの収益化にも使える

Cloudflare Pagesは、広告やアフィリエイトを貼った個人ブログにも使えます。

無料枠から始められますが、公開内容と機能が利用規約や各サービスの条件に収まっている必要があります。

公開前に見ておくのは次の4つです。

  • Cloudflareの利用規約や禁止事項に触れていないか
  • 広告サービスやASPのポリシーを守れているか
  • 著作権、商標、景品表示法、薬機法などに問題がないか
  • 無料枠の条件が変わったときに別の選択肢を持てているか

Cloudflareの規約を確認したら、使う広告サービスの掲載条件も開いて、公開予定の記事と照らし合わせてください。

無料枠の制限や運用の注意点は、こちらの記事で確認できます。

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