Xサブスクリプションは、Xの特典とGrokやCursorなどのAIサービスをまとめた新しい契約です。
有料プランは月額8米ドルからですが、Grok Botを使うには月額30米ドルのPremium以上が必要になります。
さらに、ClaudeやGPTなど、AIの応答を担う他社製モデルは月額とは別料金。
旧X Premiumとはプランの区分が異なるため、名前や表示価格だけで選ぶと、欲しかった機能が含まれていないこともあるでしょう。
既存契約からの移行は現時点で任意なので、使いたいAIと今の契約を比べてから決めて大丈夫です。
料金と条件は2026年10月13日時点の公式案内に基づき、価格は税別の米ドルで記載しています。
目次
- XサブスクリプションはXとAIをまとめた新しい契約
- Xサブスクリプションでできること
- Xサブスクリプションの料金とプランごとの内容
- 旧X Premiumとの違いは料金と特典の組み合わせ
- ClaudeやGPTなどの他社モデルには追加料金がかかる
- Xサブスクリプションのメリットとデメリット
- 既存契約からの移行は任意でもアカウント統合は元に戻せない
- まとめ:Xサブスクリプションは使うAIと現在の契約から選ぶ
XサブスクリプションはXとAIをまとめた新しい契約
The X Subscriptionは、2026年10月12日に発表された新制度です。
従来のX Premiumの名前を変えただけではなく、Xの利用特典と複数のAIサービスを1つの契約にまとめる仕組みになっています。
ただし、有料プランならすべての機能が使えるわけではありません。
Xの特典が欲しい人と、AIにコードを書く作業も手伝ってほしい人では、候補になるプランが変わってきます。
Xサブスクリプションでできること

自分の使い道に近いのは、どれでしょうか。
- Grokで投稿の下書きを作り、音声でアイデアを整理する
- GrokのImagineで画像や動画を作る
- CursorでWebサイトやプログラムのコードを書く作業を補助してもらう
- Xでチェックマークや広告削減などの特典を使う
Grokには文字でやり取りするChatや音声で話すVoiceがあり、画像や動画を作るImagineも使えます。
相談から制作まで、使いたい作業に合わせて機能を選べるのが面白いところ。
コードを書かない人なら、まずGrokとXの特典がどこまで必要かを考えると選びやすいでしょう。
Grok Botは、依頼した作業を進めるAIのチームメイトという位置づけです。
クラウド上でコードを書く作業を進めるAIなども、上位プランの機能に含まれます。
Xの特典は、個人アカウントを連携して使う仕組みです。
広告の扱いもプランで違い、削減されるものと、大部分の画面で非表示になるものがあります。
後者でもスポンサーコンテンツが表示される場合があるため、完全な広告ゼロという意味ではありません。
Xサブスクリプションの料金とプランごとの内容
有料プランはPlusの月額8ドルからで、Grok Botが必要ならPremiumの月額30ドルからになります。
プランによって使える機能が違い、GrokとCursorで分け合う利用枠にも差があります。
- 月払いと年払いの料金
- PlusとPremium以上で使える機能の違い
- GrokとCursorで分け合う週次利用枠
Grok Botを使わない人は、上位プランの大きな利用枠が必要かどうかも判断材料になるでしょう。
月払いと年払いの料金

公式料金は次のとおりです。
年払いの欄は1年分の総額で、月払いとは支払い方が異なります。
画像の年払い欄にある月額換算は、端数を丸めた表示です。
| プラン | 月払い | 年払い総額 |
|---|---|---|
| Free | 0ドル | 0ドル |
| Plus | 8ドル | 80ドル |
| Premium | 30ドル | 300ドル |
| Super | 100ドル | 1,000ドル |
| Ultra | 200ドル | 2,000ドル |
いずれも米ドルの税別表示で、適用される税は別途加算されます。
年額を12で割った数字を、毎月その金額で支払えるプランと取り違えないようにしてください。
PlusとPremium以上で使える機能の違い
PlusはGrokとCursorの機能に加え、個人Xアカウントの連携でチェックマークなどの特典が付くプラン。
Premium以上にはGrok Botと、X Premium+の全特典が含まれます。
Superは利用枠が増えるほか、混雑時の優先モデルアクセスも付き、Ultraではさらに大きな利用枠を使えます。
GrokとCursorで分け合う週次利用枠
AIの利用枠は、GrokとCursorで分け合う週単位の上限です。
対象はGrokなどの自社モデルの利用で、Grok Botの消費も同じ枠に含まれるため、サービスごとに独立した枠があるわけではありません。
Freeの枠は限定的で、有料プランではPlusを基準にすると次の違いがあります。
- PremiumはPlusの4倍
- SuperはPlusの15倍
- UltraはPlusの50倍
この倍率は利用できる枠の比較で、回答性能や質問回数がそのまま4倍になるという表示ではありません。
利用する製品によって消費量も変わるので、倍率だけから質問できる回数を計算することはできません。
旧X Premiumとの違いは料金と特典の組み合わせ
旧X Premiumと新制度にはどちらもPremiumという名前があり、ここが少し紛らわしいところ。
旧X Premiumの公式FAQにあるWeb開始価格は、次のとおりです。
| 旧プラン | Webの月額開始価格 |
|---|---|
| Basic | 3ドル |
| Premium | 8ドル |
| Premium+ | 40ドル |
旧プランの料金は地域や購入経路によって変わります。
適用される税によっても請求額が異なるため、契約画面の総額を確認してください。
旧Premiumと新Plusはどちらも月額8ドルの表示ですが、それだけで同じ契約内容とは判断できません。
とくに旧Premium+のX特典を残したいなら、新制度ではPremium以上が候補になります。
新Premiumを旧Premiumの単純な値上げとして見るより、どのX特典にAIの機能が組み合わさるかを比べるほうが分かりやすいでしょう。
なお、旧プランの新規受付は終了しており、新規顧客向けの選択肢はThe X Subscriptionです。
既存契約を続けられることと、旧プランに新しく申し込めることは分けて考えてください。
ClaudeやGPTなどの他社モデルには追加料金がかかる
追加料金は、ClaudeやGPTを使うときと、Grokなどの共通利用枠を使い切った後も使い続けるときに発生します。
- ClaudeやGPTは最初の利用から別料金
- 共通利用枠を使い切ったとき
- 自動チャージと月間支出上限の設定
普段使うモデルがClaudeやGPTなら、月額とは別に追加クレジットの予算を考えておきたいところです。
ClaudeやGPTは最初の利用から別料金
CursorでClaudeやGPTなどの他社モデルを使えるのは、Premium以上です。
ただし、他社モデルは週単位の共通枠に含まれず、最初の利用から追加クレジットを消費します。
月額を払えば、他社モデルもその範囲で使えるという仕組みではありません。
追加料金はAPIの公示価格に基づく別課金で、API料金とは使った量に応じたモデル利用料のこと。
トップアップという表記は、この支払いに使う追加クレジットの購入を指します。
共通利用枠を使い切ったとき
Grokなどの自社モデルでも、週の共通枠を使い切った後は、追加クレジットを使うか、次の週次更新を待つ必要があります。
使い続けたいときの追加料金と、更新を待つ選択肢を分けておくと安心でしょう。
自動チャージと月間支出上限の設定
自動チャージは移行しただけでは有効になりません。
追加利用をするなら、自動チャージの状態と月間支出上限を確認してください。
料金の通知は、利用を止める設定とは別です。
月間支出上限は有料の追加利用を制限するもので、クレジット残高や自動チャージ設定とは独立しています。
Xサブスクリプションのメリットとデメリット
GrokとCursorを両方使う人は契約をまとめられますが、使うモデルによって移行後の支払いは変わります。
- 複数サービスの契約をまとめられる
- 共通利用枠の消費と他社モデルの追加料金
今のCursorでClaudeやGPTをよく使っているなら、月額に含まれる利用枠を比べてから決めるほうがよさそうです。
複数サービスの契約をまとめられる
GrokとCursorを使い、Xの特典も欲しい人にとっては、複数サービスを1つの契約にまとめられる点がメリットです。
公式は新Premiumについて、従来は合計月額90ドルだった次の特典を、月額30ドルにまとめたと説明しています。
- SuperGrok
- Cursor Pro
- X Premium+
ただし、他社モデルを月額内で使える条件まで引き継ぐわけではないため、誰でも支払いが3分の1になるという比較ではありません。
共通利用枠の消費と他社モデルの追加料金
一方、共通枠を複数の用途で分け合うため、Cursorで多く使った週はGrok側で使える余裕も変わってくるでしょう。
Grok中心なら含まれる機能と枠を比べやすいものの、ClaudeやGPTを中心に使う人は追加料金まで考える必要があります。
とくに旧Cursor契約では、他社モデルの込み枠が移行まで維持されるため、今の月額だけでなく、その枠も比較に入れてください。
Xの特典しか使わないなら、上位プランのAI機能が不要な場合もあるはず。
契約をまとめられることと、自分の支払額が下がることは同じではありません。
既存契約からの移行は任意でもアカウント統合は元に戻せない
移行時に旧契約がどう扱われるかは、直接決済かアプリストア経由かで異なります。
- 移行は急がなくてよいが統合後は戻せない
- 旧契約の解約と返金は決済経路で変わる
- 有料Cursorの利用者はCursor側から始める
アカウントの統合自体は元に戻せないので、返金や解約の条件と一緒に、統合するアカウントも確かめてください。
移行は急がなくてよいが統合後は戻せない
既存契約者は、現時点では移行せずに今の契約を続けられます。
将来の移行時期は未定で、事前に案内される予定ですが、旧プランを永久に維持できるという約束ではありません。
気を付けたいのは、契約の解約とアカウント統合の取り消しが別だという点です。
完了した統合はサポートでも取り消せず、新契約を解約しても旧契約が自動で戻ることはありません。
仕事用のCursorと個人用のXを取り違えていないか、統合するアカウントを確かめてから進めてください。
旧契約の解約と返金は決済経路で変わる
旧契約の扱いは、決済経路ごとに異なります。
| 決済経路・対象 | 移行時に確認すること |
|---|---|
| 直接決済の対象契約 | 移行時に終了し、未使用期間分は旧決済手段へ日割り返金 |
| App StoreのCursor | 自動解約・返金の対象外。Apple側で別途解約と返金申請が必要 |
| App StoreのGrok・Grok Bot・X Premium | 解約と未使用期間の返金申請が行われ、返金の可否はAppleが判断 |
| Google PlayのGrok・Grok Bot・X Premium | 移行後も更新設定が残っていれば、Google Play側で解約 |
直接決済の返金は、新しい請求からその場で差し引く仕組みではありません。
旧決済手段への返金と新契約の請求は別なので、申込画面の請求額を確認しておきたいところです。
有料Cursorの利用者はCursor側から始める
有料Cursorを契約している人には、Cursor側の統合ページから始める案内が出ています。
X側から始める手順にはCursorが含まれないため、入口も間違えないようにしてください。
移行するか迷っている段階なら、次の内容を手元でそろえるところまでで十分でしょう。
- 現在の契約プランと決済経路
- 統合対象のアカウント
- 新しい請求額と、旧契約の解約・返金の扱い
まとめ:Xサブスクリプションは使うAIと現在の契約から選ぶ
Xサブスクリプションは、月額の安さだけでなく、使うAIと今の契約条件で選ぶのがよさそうです。
- 必要なのはXの特典か、Grok BotなどのAI機能までか
- ClaudeやGPTの追加料金も含めて使いたいか
- 現在の契約と決済経路で、移行後の扱いがどう変わるか
既存契約者は現時点で移行を急がなくてよいので、アカウントを統合する前に比べる時間を取れます。
自分の契約画面でプランと決済経路を確認し、料金表の候補プランと照らし合わせてみてください。
旧X Premiumの解約先を調べたい場合は、加入元ごとの確認方法をまとめた記事もあります。
こちらは旧契約向けの案内で、新Xサブスクリプションの解約手順とは異なります。
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